先輩たちの紹介

学校を卒業後に羊の道へ進み、羊を知ることでさらに魅力を感じた。また羊飼いの先輩方の、大変だけど楽しそうな姿に憧れて、自然と就農したいと思うようになった。

羊で就農できればどこでも良かった、というのが本音ですが、羊の場合は酪農や畑作などと違い、受け入れ環境が整っていない所が多く、その中でせたな町は、他の作目での新規就農も多く、関係機関も羊での就農へ前向きであったため。

新規就農者が多い土地柄か、苦労を理解してもらえ、色々な面で援助していただける。

羊は農協を通しての販売ではないため、自力で販路を開拓していく必要があった。特に就農したばかりの頃は知名度も低く、生産物に対しての信頼を得て安定した取引ができるようになるまでは苦労した。

理想ももちろん大切ですが、農業で生活していくために現実と向き合い、柔軟に対応していくことが大切だと思います。また、焦らず一歩一歩、技術を身につけて着実に進めていくことが重要だと思います。