先輩たちの紹介

新規就農先輩農家 本多さん

本多友拓ホンダトモヒロ

綺麗な景色が独り占め出来ちゃうこともありますよ

出身地本人:せたな町、パートナー:札幌市
就農年月日2015年
営農類型施設園芸と畑作
農園名本多農園
主な品目・経営ミニトマト36.5a(ビニールハウス7棟)、白大豆75a、緑肥75a

就農のきっかけは?

夫婦それぞれ会社員でしたが、自分の転勤により単身赴任となった事が転機でした。
離れ離れではなく、二人で一緒に生活したいと考えはじめました。
自分は、実家はせたな町内の農家出身で会社も農業関係の仕事をしていたので、農業はいつも身近なところにありました。
パートナーも、家庭菜園や、せたな町で実家の農作業を手伝った経験などもあり、農業への関心がありました。その結果、転勤がなく、一緒に生活しながら生計を立てていけるのは農業だと思い就農しようと考えました。

せたな町で農業をしようと決意したポイントは?

1、生まれ育った故郷で身内が近くにいた事です。
2、人との巡り会わせです。就農に至るまで、研修や農地・住宅の確保など問題解決をしなければいけないのですが、自らで切り開くには、地縁も信用も足りない部分がありました。そんな中でJAや町、普及センターなど相談に乗って頂いたのですが、そこで良い方々と知り合ったことで、安心して就農できると思い決意しました。

せたな町で「就農して良かった」と実感したことは?

・あー疲れたなーっと思った時、車で少し走ったら、透き通ったブルーの日本海があり、海に沈む夕日が見られます。その静寂の中に身を置くと心が洗われリフレッシュできました。
・都市部から離れているため、ちょっとしたショッピングモールに行くだけでも心躍るぐらいに楽しめます。当たり前の事が幸せに感じることが多くなりました。

逆にここは大変だったということは?

今までの生活環境とは同じようで何か違うなと感じる事がありました。
人との付き合い方でギャップを感じたり、驚いたり、理解が出来ないと感じることも時にはありました。それは何処へ引っ越しても大なり小なり同じような事が起きると思われます。
付き合いが深まるうちに理解が深まり、徐々に慣れていきました。

これから就農を考えてる人にワンポイントアドバイスやメッセージ

都市近郊と比較すると生活の利便性は不十分と思われますが、静かな隠れ里的な環境なのでそういうのが好きな人にはお勧めです。
綺麗な景色が独り占め出来ちゃうこともありますよ。
また、インターネットの光回線が来ており、都会より表示速度が早い気がします(個人的な感想)。